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香瓔ニュース

【大阪・関西万博】福井淳哉先生が「日中書道交流会」で席上揮毫されました

2025年05月11日書道展
2025年5月10日、大阪・関西万博「北京ウィーク」文化行事の一環として、中国館多機能ホールにおいて「筆と墨がつなぐ友情―日中書道交流会」が開催されました。
本イベントは日中双方の代表書家による席上揮毫を通して、書の芸術を媒介とした文化的対話の場として企画されたものです。

本交流会において、日本からは杭迫柏樹先生をはじめとし、本会からは理事の福井淳哉先生が参加され、二種類の揮毫を披露されました。
まずイベント前半では、正岡子規による春の句、「島々に 灯をともしけり 春の海」を全紙縦に大字かなで揮毫されました。




後半では、日中それぞれ代表する書家7名ずつ、計14名が一文字ずつを担当して一編の漢詩を共作するという合作が行われました。
福井先生はその中で「是」の字を担当されました。











また当日、揮毫後の懇談の折には、薛剣・駐大阪中国総領事より福井先生に対し、日本のかな書についての具体的な質問が寄せられる場面もありました。


薛総領事は、漢字文化圏にありながら独自の展開を遂げた「かな」の造形と筆法に深い関心を寄せられ、両国の文字文化の対話として極めて象徴的な交流の瞬間となりました。

席上揮毫の動画はこちら(YouTube)

(兼平春鈴 記)
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