書を楽しみましょう!「書道香瓔会」があなたの書作をサポートします。

メニュー
閉じる

香瓔ニュース

【大阪・関西万博】帝京大学書道部、万博で圧巻の書道パフォーマンスを披露

2025年05月12日書道展
2025年5月11日、EXPOメッセWASSEにて開催された大阪・関西万博「未来へつなぐ日本の書 ~空・海・時を越えて~」(主催 (公社)日本書芸院・読売新聞社)の最終日、帝京大学書道部が東日本大学代表として書道パフォーマンスを披露しました。
国内外からの来場者を前に、力強く、そしてしなやかに舞う筆が、日本文化の深みと躍動感を鮮やかに描き出しました。


ステージ冒頭では、同大学書道監督・福井淳哉准教授(日本文化学科・書道研究所所長)が登壇。

「書き込んだ作品ではなく、一発勝負で書くその瞬間を見ていただくのが書道パフォーマンス。けれど、日々の積み重ねが見えるものにしたい」と語り、パフォーマンスに込められた覚悟と誇りを伝えました。

最初に披露されたのは、「萬邦和親」の四字熟語。万博の理念にも通じる“すべての国々が和をもって親しむ”という言葉を、大きな紙面に全身を使って揮毫。



その力強い筆致が、平和と友好への願いを象徴しているようでした。

続く演目では、春の情景を表現したフレーズ「清けき春の風にのりて桜散る」をテーマに、調和体とかな書による二様の表現が披露。

漢字とかなを美しく組み合わせた調和体と、日本的な繊細さを映し出すかなの線が響き合い、桜舞う春の情景を舞台上に描き出しました。


最後を飾ったのは、平原綾香の名曲「Jupiter」にインスピレーションを得た作品。

巨大な紙に、歌詞の一節と「Jupiter」の文字を織り交ぜながら、人間の絆をテーマにしたダイナミックな構成で、万博のフィナーレを華やかに締めくくりました。




書道パフォーマンスの動画はこちら

実は「Jupiter」は先輩から後輩へ代々受け継がれている大事な演目なのだそうです。
今から約8年前の榎倉先生の記念講演された際にパフォーマンスを披露された時のことを思い出し、大変懐かしく思いました。
大学生の若さ溢れるパワーに観客皆がエネルギーを貰いました。お疲れ様でした!

当時のイベントの様子↓
帝京大学受贈「記念講演」「対談」「祝賀パーティー」

帝京大学総合博物館企画展・受贈記念「榎倉香邨の書」

2017秋の定例研修会「古筆の学び方」

(情報部U)
トップに戻る