香瓔ニュース
2025中京地区春日井かな書道研修会報告
2025年04月14日研修会
日 程:2025年4月12日(土)~13日(日)
会 場:文化フォーラム春日井(愛知県春日井市)
講 師:上田昌子先生
助講師:市川恵一先生
テーマ:1日目「読売書法展等作品の添削」
2日目「古筆(本阿弥切)に学ぶ」
本年度は講師デビューされた上田昌子先生をお迎えし、43回目の中京地区研修会を開催致しました。
1日目は展覧会作品の添削指導にじっくり時間を掛けて、丁寧に細やかにご指導いただきました。
2日目は、本年度の『書香』の「古筆に学ぶ」の連載が本阿弥切でしたので、本阿弥切に取り組みました。
参加者全員が本阿弥切の経験が無い中、まずは適した筆と紙(布目)の説明があり、筆を持ち方、中鋒の線、そして丸を同じ太さ濃さで連続して書くウォーミングアップをしました。
この時点で筆幹を回す意識を持つことに難しいとの声が上がり、これがまず本阿弥切の特徴の一つである側筆・筆の腹を使う練習となり皆が食い入るように手本を見ておりました。
次に、右回転・懐の広さや、結びの大きさというテーマに、普段では成し得ない運筆に驚きを持ち、それがゆったりと大らかになることを学びました。
その他、華やかさに繋がる反動、たくましさが出る上下動を説明を受けながら、リアルタイムで自らが書きながら本阿弥切に真摯に向き合うことが出来ました。
仕上げとして好きな所の臨書、または課題の言葉や好きな言葉を倣書をし、全員が提出したものを貼り出して講評をしていただきました。
古筆を理解することで、線の中には表情があることが分かり、特に「本阿弥切には様々な風趣があり難しかったけれど凄く面白かった」との声を頂きました。
この研修会で学んだ本阿弥切の臨書・倣書作品を8月に開催予定の春日井グループ展で集合作品として展示致します。
皆様のご来場をお待ちしております。
(加藤容子 記)
会 場:文化フォーラム春日井(愛知県春日井市)
講 師:上田昌子先生
助講師:市川恵一先生
テーマ:1日目「読売書法展等作品の添削」
2日目「古筆(本阿弥切)に学ぶ」
本年度は講師デビューされた上田昌子先生をお迎えし、43回目の中京地区研修会を開催致しました。
1日目は展覧会作品の添削指導にじっくり時間を掛けて、丁寧に細やかにご指導いただきました。

2日目は、本年度の『書香』の「古筆に学ぶ」の連載が本阿弥切でしたので、本阿弥切に取り組みました。
参加者全員が本阿弥切の経験が無い中、まずは適した筆と紙(布目)の説明があり、筆を持ち方、中鋒の線、そして丸を同じ太さ濃さで連続して書くウォーミングアップをしました。

この時点で筆幹を回す意識を持つことに難しいとの声が上がり、これがまず本阿弥切の特徴の一つである側筆・筆の腹を使う練習となり皆が食い入るように手本を見ておりました。
次に、右回転・懐の広さや、結びの大きさというテーマに、普段では成し得ない運筆に驚きを持ち、それがゆったりと大らかになることを学びました。

その他、華やかさに繋がる反動、たくましさが出る上下動を説明を受けながら、リアルタイムで自らが書きながら本阿弥切に真摯に向き合うことが出来ました。

仕上げとして好きな所の臨書、または課題の言葉や好きな言葉を倣書をし、全員が提出したものを貼り出して講評をしていただきました。

古筆を理解することで、線の中には表情があることが分かり、特に「本阿弥切には様々な風趣があり難しかったけれど凄く面白かった」との声を頂きました。

この研修会で学んだ本阿弥切の臨書・倣書作品を8月に開催予定の春日井グループ展で集合作品として展示致します。
皆様のご来場をお待ちしております。
(加藤容子 記)