書を楽しみましょう!「書道香瓔会」があなたの書作をサポートします。

メニュー
閉じる

香瓔ニュース

2026北陸B地区金沢かな書道研修会報告

2026年03月17日研修会
日 程:令和8年3月14日(土)
会 場:金沢勤労者プラザ
講 師:大﨑水愁先生
助講師:野村崇先生
テーマ:小字の基本・四行書き/自由作品の添削

春がまた遠のいてしまったかのような寒い朝でしたが、大﨑先生の「共に学びましょう」という明るく溌剌としたお声で希望に満ちた研修会が始まりました。

香瓔会からの諸連絡の後、まず書香4月号四行書き課題を一通り書く間に、姿勢、筆の持ち方を入念にチェックして頂きました。
⚪︎右肘は机より出して少し下げる
⚪︎紙に手首がくっつかない方が良い
⚪︎右肩の前で書く
⚪︎掌を握り締めない
などのアドバイスを頂き、日頃の書き癖や姿勢の乱れに気付くことができました。

この良い姿勢&良い筆の持ち方を保ちながら、「中鋒の線」「点‥短い中鋒の線」「結び」「回転」を書いてみました。
中鋒の線をいかに美しく書くかが大事だと強調され、「結び」については 特に先生ご自身が苦心なさって習得されたコツを惜しまず伝授下さいました。

次に「連綿」A・B・C・Dコースのご説明があり、息つぎするところが大事だと話されました。
一番遠い連綿では「空中を飛んだ感じ」というわかり易く素敵な表現でご説明頂きました。

この後、・行幅・呼応・指向・疎密・強調の5点を中心に四行書きをご説明いただきました。
特に、作品の流れを理解するための例として「桃太郎の物語」を用いて説明くださった事が印象的でした。
・物語の始まりのように行の書き出しは穏やかに
・仲間が増えていく場面のように、行の中で呼応を持たせ
・鬼退治の場面のように、強調すべきところは力強く
というように、物語の展開を行の変化に重ねて説明してくださいました。作品の構成を“流れ”として捉えることの大切さを改めて実感しました。

さらにこの後 希望者の自由作品を丁寧に添削して頂きました。

基本の大切さを再確認しつつ、作品制作における視点や表現の幅を広げることが出来た研修会でした。

大﨑先生は積極的に受講生の中に入っていかれ、言葉を尽くし、また何度も実際に書いて見せて熱心に説明してくださいました。
受講生それぞれの良いところを上手に見つけて褒めて下さったことも大きな喜びでした。
初心者の方は勿論ですが、お弟子さんをお持ちの方からも指導方法としてとても感動し、勉強になったというお声を頂きました。

(北 勢津子 記)
トップに戻る