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香瓔ニュース

2024関東B地区かな書道研修会報告

2024年04月23日研修会
日 程:2024年4月20日(土)~21日(日)
会 場:八王子市学園都市センター(八王子市)
講 師:藤原咲子先生
助講師:福井淳哉先生 兼平春鈴先生
テーマ:1日目「粘葉本和漢朗詠集」から学ぶかなの基礎
    2日目「読売書法展作品、検定試験等の実習と添削指導」

本年度の関東B地区は、藤原咲子先生を講師としてお迎えし、初日に「「粘葉本和漢朗詠集」から学ぶかなの基礎」というテーマで研修を行いました。

「粘葉本和漢朗詠集」の1頁に的をしぼって取り上げた本研修では、中鋒の線にはじまり、連綿、転折、捻転などを学んだ後、連綿や行を構成する要素を確認し、最後は臨書・倣書へと進みました。


藤原先生が範書する様子をスクリーンに映すことで、転折や筆管の角度、穂先の向きなどのポイント、細やかな技術を具体的にわかりやすく解説していただきました。


2日目の実習では、かな・調和体、大字、中字、細字と多種多様な形式の作品が並ぶ中、作品1点1点に対し、丁寧にご指導をいただきました。



藤原先生は、受講生が受け身でいるだけでなく、自ら考えること、そして学んだことを活かすことの大切さをお話くださいました。
また、書く際の足の向きや体重のかけ方など、フォームに関する細かなご指導が大変印象的でした。
受講生にとって、技術だけでなく、かな書と向き合う「姿勢」そのものを見直す機会となった貴重な2日間でした。

(河島由弥 記)
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